(宗)清瀬福音自由教会 | 日記 | 映画 『大いなる沈黙へ…』

昨晩、観たいと願っていた『大いなる沈黙へ…』を味わうことが出来た。フレンチ・アルプスの一部 を成すシャルトルーズ…そこに建つ静謐そのものの「グランド・シャルトルーズ修道院」での静まりの生活。約30名のカルトジオ会修道士たちが、沈黙の祈り と、淡々とした日常、そして時折魅せる笑顔と交わり…。一日９時間を祈りで費やす彼らの深みが何とも味わい深い。静まりと祈りと学びと歩み…その全てにお いて、彼らの心は主に向かう。一人の時間が深いからこそなのか、共に語り合い、雪で遊ぶ彼らの表情が何とも無 邪気で、ほほえましい。「一人でありつつも、共にある」…その不思議な共同体の何気ない日常がが、注目を集めるのは理解できるように思う。チケットも当日 券はすぐ完売…。残り３日とあってか。リピーターも多いのか、複数の知り合いにも会った。2006年の作品だが、今の日本に本当に必要な心を顕しているの だろう。

山の風景に少し、スイス・RASAを思い浮かべた。2001,2003,2012と経験させていただいた静まりは、忘れられない恵みだ。そこでは「みこ とばの瞑想」と共に「分かち合う恵み」の豊かさを経験させていただいた。独りでありつつも、伴にある…　そんな恵みを少しずつ、日常の中でも味わい続けた い。
懐かしい風が吹いた…。